STORY

いつもと同じ様に過ごしていただけだった

学校へ行って勉強をして友達と喋って 

そして帰るだけの…

特に学校が嫌いだったわけじゃない

友達と何かあった訳でもない

いじめだってしてないしされたこともなかった

 

その日は体調は悪くなかった

なのに帰り際に急に頭が激しく痛み出して

次に目を覚ました時は全く知らない場所にいたんだ

 

どうしてこんな所に?

どうやってこんな場所へ?

どうして僕が?

 

誰も答えを教えてはくれない

知っていても教える気がないのかもしれないし

そもそも誰がいると言うのだろう

非現実的な事実が襲ってくる

 

僕を助けてくれた悪魔は自分が帰れる様に手伝うと言ってくれたけど

正直彼の言葉を信用していいのかわからない

笑顔は人を安心させてくれる筈なのに

彼の笑顔を見ていると段々不安になってくる

 

僕は元の世界に帰りたい

なるだけ身体が無事な内に…早く…